カナディアンフェレット(♀) 2006.5.14永眠 享年7歳



 2006年5月14日朝、メイも旅立ちました。
 大きく調子を崩したのはGW明けてからのこと。下痢と食欲不振。血糖値を維持するのが大変なメイにとって、それは大きなダメージだったはずです。連日通って大量の注射。でもやっぱり食欲は戻りませんでした。結局13日には、この状態で車移動片道40分の病院通いは危険なので、お家で残る日々をゆったり過ごしてもらおうと思っていたところでした。

 薬が効いて静かに寝ていたので、夜、外出をして戻ってきてみると、メイは瞳孔が開いて、もう視点が定まっていませんでした。ゆっくり過ごしてもらうつもりだったのに、もう旅立ってしまうんだなと悟らざるを得ない状況です。出来る限り苦しまないように祈りつつ、我々の傍に寝かせてブドウ糖を飲ませ、身体を温め、一緒に朝を迎えたのです。
 状況が大きく変化しなかったため、元親に薬をあげようと、ほんの10分、15分、誰も付き添わない時間ができました。そして戻ったとき、すでにメイの呼吸は止まってました。(元親の薬のことは、元親ページからブログを見てください)

 最期の瞬間は誰にも見せたくなかったのかもしれません。きっとそれがメイの優しさなんだと思っています。こんなタイミングで逝ってしまうなんて…。フェレットの平均寿命は7〜8年。病気もあったのに、頑張って生きてくれました。実は年明けに先生から「そろそろ覚悟してください」と言われていたのです。きっと5月まで頑張るとは思っていなかったのではないでしょうか。ご飯を一粒ずつ手のひらから食べさせるようになって数年。すい臓が弱ってからはこまめに糖分補給。看病も最期までしっかりさせてくれました。だからかな、悲しくて寂しくて涙は出るけど、後悔がないんです。動物を飼って後悔しない別れはないとこの間思ったばかりなのに。それよりも、我が家に来てくれた感謝でいっぱいになりました。テレビから流れてくるSMAPの新曲が、どうにもメイへの思いとリンクされ、こんな切ない曲になるとは予想外です。カナダから日本に来て、偶然に我が家の子となったメイプルは本当に良い子で、我々の誇りだなぁと。

 メイとキウイを皆さんに見せたくてHPを作ったので、サイトの名前にフェレットと入れてしまったのですが、元気なフェレットがいなくなってしまいました…。今更、名前も変えられないしなぁ…(苦笑)。新しいフェレットが我が家に来ることは、ほとんどないと思います。7年半は我々にとって短すぎることを痛感してしまったので。キウイに関しては6年にも満たなかったし。よそのフェレットちゃんを見ると可愛くて可愛くて、顔がほころぶし、ペットショップでベビーを見れば連れて帰りたくなるんですけどね…。フェレットがいないフェレットの森になってしまいましたが、今後もサイトは閉じずに、気ままに猫の更新、たまにモモンガの更新をしていこうかと思っています。